「人の真似をするな」とんでもない。全ては真似から始まる。
「人の真似をするな」
「自分の頭で考えろ」
こんなことを子供のころから聞いてきた気がする。
だからいつのまにかなるべく自分の頭だけで考えようという思い込みが大人になった今でもこびりついてる。
だけど自分が最近気づいたのは、
「全ては真似から始まってる」ってことだ。
みんな知らず知らずのうちに真似をしてる
自分がいま作ろうとしてる料理も、部活のスポーツも、書こうとしてる文字も、何もかもが模倣して覚えてる。
どんな人も生きてる限り真似をしてる。真似たものの種類でその人が構成されてるといっても過言ではない。
他人の真似はしない方が良いというけれど、
どんな人も生きてる限り、誰かの真似をしなければ生きていけない。
というか自分が赤ちゃんだったときなんて死ぬほど真似てるだろう。
赤ちゃんの時になんて記憶は全くないが、大人たちのことを真似なければ生きていけないのは一目瞭然。
「自分は他の人を参考にしないで考えたぜ!」という人がいるが、その人の自覚が無いだけで必ずどこかで模倣をして生きてる。
「全部真似をしろ」と言ってるわけでは無く、
「真似をして生きてるのが人間だ」ということだ。
実はもっと真似をして良い
他人の真似はしちゃいけない、と思ってる人はなんでも一人でこなそうとして、進みが遅かったり、無駄な時間を過ごすことが多い。
数年前までは自分もその一人だった。
真似をして不快に思われて嫌われるよりなら最初から真似をしない方がマシだとすら思ってた。
だけどそれは全くの間違いだった。
人は真似をしながら生きるものだと気づいた。
その代わりに真似されても快くしていればよい。
それを気づいて行動したら、楽になったし、真似するのが一層好きになった。
「真似をしてはいけない」というしがらみに苦しんでる人は、もう少し気楽に考えることから始めてもいいかもしれない。